地球外生命体

ホテルアイリスの地球外生命体のレビュー・感想・評価

ホテルアイリス(2021年製作の映画)
3.3
芥川賞作家・小川洋子の小説『ホテル・アイリス』を、永瀬正敏主演で映画化した日本・台湾合作による恋愛ドラマ。

海沿いの寂れたリゾート地。日本人の母親が経営するホテル・アイリスを手伝っているマリは、ある嵐の夜、階上に響き渡る女の悲鳴を聞く。男から罵声と暴力を浴びせられ取り乱す女の姿に衝撃を受けるマリだったが、その一方で、自分が男の振る舞いに激しくひかれていることに気づく。男はロシア文学の翻訳家で、小舟で渡った孤島でひとり暮らしているという。住人たちは、男が過去に起きた殺人事件の真犯人ではないかと噂する。一方のマリもまた、台湾人の父親が事故死した過去を持ち、心に深い闇を抱えていた。2人はいつしか愛と死の香りに満ちた禁断の世界へとのめり込んでいく。
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