KAIRI

ボーはおそれているのKAIRIのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.0
初見感想「わからん…」
でも、何も考えずに観たほうがいいのかも🤔
「世にも奇妙な物語」っぽいストーリー。
これは賛否両論わかれるだろし、本国では大赤字らしい…
ただいい映画な気はするから数十年後にカルト映画化してほしいw
ホラーってよりコメディよりの内容。
今○○になったらヤバい!って時に最悪なことが起きてく感じが面白い。
そこにボーの極度の不安症が重なるから笑いの深さも増してると思った👍
難しいことは考えずに“ボーが考えうる最悪のことが起き続けてる”くらいに考えて観た方が、ワンシーンワンシーンをコメディとして捉えて楽しめる気がする。
僕は冒頭の出産シーンと前半のシーンでかなりワクワクした。
ちょっと有り得そうなレベルのヤバいやつが大量にいる街で巻き起こるパニック感は映像がキマってるしかなり楽しくてこのノリで最後まで行って欲しいとさえ思った😅
グロシーンは意外となかったかな。
よく分からないとこもあるけど間延びせずに楽しめたのが不思議なところ💁‍♂️





⚠️ここからネタバレあり














アリ・アスター監督の過去作「ヘレディタリー/継承」「ミッドサマー」の要素が所々⋯
1.親族が死ぬ
2.絵画と未来が見れるテレビで作品の枠組みとこの先の展開を示唆してる
3.屋根裏に重要要素を隠す

アリ・アスターは家族嫌いなのか!?
血縁関係に対する嫌悪感やヘイトが強いし、家族という関係性への疑問視が凄い。
家族=支配したりされたりする関係、になってるのが怖い。
その割にこの映画を家族に見せてんのはだいぶアタオカ。

終盤、裁判のようなシーンになって最悪な「トゥルーマン・ショー」状態だったっていう展開も怖い。
ボーがどれだけ“助けて”と言っても反応しない観衆も怖すぎる。
ボーが死んでエンドロールが流れてる時に観客が帰り始めてる様子が映画館の観客と重なって怖い。
よくよく考えたら怖いシーン多い。

屋根裏の巨大ちんちんはマジで意味わからん🤣
絶頂して死んだ父(母の嘘っぽい?)のメタファーかな…?
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