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ボーはおそれているのzaokaのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
4.1
【アリ・アスター渾身の怪作?迷作?】

アタオカ&変態🤣アリ・アスター最新作。

観終わった時は、少しポカンともしたけど、
かなりよく出来た作品だと思う♪😁

ただのアタオカ&変態監督と思ってたけど
僕は印象変わりました(良い意味で♪)
(一番意味わからんって人もいそうですが😥w😁)

前2作はヒットさせるために作ったアリ・アスターが
長年構想してて、本気出して作ったのだろう。

わけわからん位、細部まで作り込まれている。
(まだ全部は理解出来てないけど、💦w)

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・基本、ダメおっさんの里帰りを描きながら、
 家族の愛と呪い、自我とxx等を描く。
※物語は4章+αの構成<後述参照>

・ジャンルMIXで、表面上はコメディ&サスペンス。
 裏は、超胸糞人間ドラマだと思う。

・ボー視点で描かれるが、現実と妄想が入り混じる😥
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難解に見えて、実は構成はしっかりしていて、
考える程、色んな胸糞要素が詰まった怖い作品💦
(胸糞視点を詰め込んだ新ジャンル?w)

監督は、ボーの苦行?を体験してもらおうと
あえて3時間にしたらしい、、😢
それも変態で悪意に満ちいるよね🤣w

ー考察&胸糞好きなら面白いと思う。
ー独特な世界観を、3時間集中して観ないと
 ついていけないので、映画2~3本分疲れた😥w


長年構想していたアリ・アスター渾身の一作だし
今後も注目の監督だから、賛否はあれど、
気になってる人は、劇場鑑賞をオススメ♪😊

・・もちろん自己責任でw😁
 (気になってない方には勧めません)

私見ですが、、
厳しい親に育てられた素直な人や、
自分が厳しい親かも?と思う人にも
観て欲しいかなって作品(^。^)


※前2作と同じく「家族(の呪い)三部作」。
 配信来たらまた観ます。

※次作は西部劇らしいです。楽しみ~♪
・・北米の興行は爆死😭w
・・次はヒットするの作って!と言われたらしい...笑🤣🤣

※本作は、ここまでマニアックに作り込んだこと
 への敬意が高スコアの理由

<TOHOシネマズ>
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補足【構成/超概要】

これから劇場行く人で、ネタバレ完全NGの人は見ないでね。
・・難解なので、これくらい知ってた方が観やすいかも


【冒頭】
母のお腹の中(羊水)からの出産...
(水はずっとキーワードの一つ)

【第1章】 自宅/一人暮らし
帰省したいのにトラブルが続く中、母の死を知り...

【第2章】 外科医 宅
外科医家族の世話になるが、自我の弱さが新たなトラブルを...

【第3章】 妄想の村など
逃げ込んだ妄想世界と過去の思い出(違う世界の真っ当な?ボー)

【第4章~ラスト】 実家(葬儀)~?
 ー(秘密)ー

ずっと現実と妄想が混じってます。
1~3章を通して、ボーの現在と性格、思い出などが表現され、4章~ラストで、ボーの家族や人生などについて真実/種明かしと・・・


※余談として、ところどころにメタファーを入れたり、人の不幸/死までコンセプトとして楽しむ世間への風刺みたいなシーンがあったりするのも、楽しいながら理解を難しくしていると思う💦w

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追記メモ)一部ネタバレ含みます。

※胸糞要素例
親・・・過剰で利己的な愛情、抑圧
ボー・・影響を受けた人間性/精神性
世間・・権力者に従う世間
物語・・うまくいかない/弱者を救わない展開
観客・・人の不幸をコンテンツとして楽しむ我々
他 ・・難解な映像、伏線を詰め込む悪趣味、、
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