げんげん

ボーはおそれているのげんげんのレビュー・感想・評価

ボーはおそれている(2023年製作の映画)
2.0
この3時間は私にとって苦行でした。170分のディレクターカット版ミッドサマーも楽しく見た私でさえ、この179分は見てるのが辛かったです。途中何度も時計を見ました。まだ1時間しか経っていない時は絶望しました。「2024年話題の映画はおさえておく」「アリアスター作品が好き」な方以外はかなり辛いと思います。ミッドサマーの感覚で恋人や友達と見に行くと見終わった後が何とも辛い気持ちになります。

ストーリーが正直よく分かりませんでした。何でこの人がここに出てくるのか、何でこの人はこの行動をとるのか、この場面は何なのか、など分からないことがとても多かったです。前半の街のシーンは結構好きなんであの感じで突っ走ってくれたら良かったのに。こんなん全部カットで良いだろと思ってしまうシーンも多く、なぜ179分にする必要があったのか疑問です。

ヘレディタリーやミッドサマーのような残酷なんだけどどこか爽快みたいな感覚もありませんでした。

ちなみに北米の興行収入も伸び悩んだようで製作費3500万ドルに対して興行収入1100万ドルと赤字。

2024年11本目
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