このレビューはネタバレを含みます
主人公がスッカを逃げ出して、
叔母さんに会いに行くが、
その時の叔母さんの言葉が本当に良い。
夫が何をしても私の人生が変わることはない
私の人生が変わるとしたら、
私が変えようと思った時だけ
この言葉は、私も一生大事にしていきたいと思いました。
姑からの、学歴を積んだ女性は魔女であり、避けられるといういびりや、
お手伝いに来た若い女性に手を出す夫、
そしてその夫が、向こうから無理やりだったんだ、自分のせいじゃないと怒鳴るシーン、
アディーチェの作品の中には
これまで口を封じ込められてきた
女性たちの苦しい経験を元にした
丁寧な描写が多い。
映画の中の緩急という意味では、
本当はもっともっとドラマチックに作れるのかな、、、?とも思ったけれど、
なによりも、内容が良いので、
観てよかったです。
私はアディーチェにとても啓蒙されているように感じる。