えむ

ウォンカとチョコレート工場のはじまりのえむのレビュー・感想・評価

4.2
誰が見ても安心して観られるエンタテイメント、この一言に尽きると思う。

例えば友達と、例えば家族と、例えばデートで、どのシチュエーションで誰とみても絶対に微妙な雰囲気にならないタイプのやつ。
冬休みに誰かと映画といったら、第1選択に入れていい作品。

他は趣味が違う人と行くとなかなかに辛いものがあるけど、これは大丈夫よよ!笑笑

このわかり易さと絶対的安心安全感は最近意外となくなってるかもしれない。
実にシンプルに愉しく鑑賞できる。


知られざるウォンカの過去、若きウォンカを演じるのはティモシー・シャラメ。

私の場合はとちらかといえばウンパルンパがどこから出てきたのか、そこがメインイベントで、そういやシャラメだったよね〜、くらいの感じで出向いたので、冒頭から結構かなり歌い踊るウォンカシャラメに、え!こんなに?!と驚いた。

…んだけど、むしろそこから。

あの!あのしかめっ面カーソンさん(ダウントンアビー)が踊ってるわ、あの!一世を風靡した英国コメディアンが出てくるわで、むしろそっちが嬉しい驚き。
個人的にはオマケ豪華だなーって思いました。

出てくるキャラは悪役もどこか人間臭くて観るだけでウェッとなるような感じのキャラはいない。
仲間たちはみんな良い奴。
由緒正しきファミリーコメディ。

ストーリーも冬には最適、間違いなし系ハートウォーミングストーリー。

なのでね。
もう、安心して観て。

あと、ウンパルンパは思いのほかシレッと出てきた&若きシャラメウォンカはシンプルに夢追い人で、不思議な人ってだけで、あの奇天烈さは感じないよ、というのだけ追記しておきます。

(追加・この作品は日本未公開だった方の1971年版(夢のチョコレート工場)の方の前日譚なんだって。
通りでウォンカの家族の話が違うと思った……)
えむ

えむ