始まってすぐクレジットの字体を見て微笑んでしまった。なんだ昔のハリウッドの西部劇の字体。色も赤というか黄色というか。西部劇をイメージさせたいんだというのがわかる。
かってはロデオのスターだった主人公、怪我をし、さらに妻と子を事故で亡くし、年老いて孤独な生活。かっての雇い主から別れた元妻のもとにいる息子を連れ戻してほしいと依頼を受ける。借りを返すため引き受けてメキシコへ。
「許されざる者」でも善と悪がある意味紙一重だったけど、ここでもそう。少年の父親も母親も善の顔も悪の顔も覗かせる。主人公もかっての自分は強かったかもしれないが無知だったと打ち明ける。
クリント・イーストウッド 91歳。いつまでも元気でいてほしいけど。