あらすじの通りで、ISと戦う女性部隊の話なのですが、これがなかなかの内容。
イラクのクルド人が少数派で虐げられていることはこの辺りが舞台の映画でも出てくることのある背景です。
またヤジディ教徒も迫害され、女性はさらわれるというのも実際に起こっている話で、この映画の前半部分では見ていて辛い気持ちになりました。
そしてクルド人の女性部隊が強いこともまた事実ですが、本作はいわば多国籍女性部隊、実在した「蛇の旅団」。
ありがちなアクション映画とは違い、戦争で死と隣り合わせに戦う女性兵士達の強さや苦悩が描かれています。
実話ベースだそうで、隠れた佳作だと思います。
中東情勢に興味のある人にはオススメの作品。