RiekoMatsuda

カラーパープルのRiekoMatsudaのネタバレレビュー・内容・結末

カラーパープル(2023年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

女性本来のもつ凄み、柔らかさ、美しさ。
そして大きな愛❤️

前半は女性の虐げられる場面がとても辛かった。
男性が女性に向ける力がとても辛かった。
その時代がそうであるから、でも、未だにその男性の考えは、父から今の私に影響していて。
まだどこかそれに囚われている女性は居ると思う。

現代の男性はそうじゃないとしても、私の心の中にはまだそれがあるんだと再確認した。

でも素晴らしかったのは、どんなに虐げられても姉妹で「魂までは縛られない」と笑顔で励まし合っていたこと。

気が弱いお姉ちゃんが、しっかりNOと言える妹と離れさせられてからは、姉自身が強くなる、自信をつける、自分を愛する成長をみれた。
気は弱いけど、とても優しいのが姉の素晴らしいところ。
優しさを持って、心を入れ替えた元夫へ「友達」で居ることを許し、私は美しいと言える女性へと。
美しいって、姿形ではなく自分の欠点だと思っているところも全てどれだけ愛しているかがイコールだと思う。
でもそこを磨くのは私には結構難しい。
この映画のように、周りの人たちとの関わりがとても重要だな。

ラストシーン。
大きな木を囲んだ食事会。
みんなが手を繋いで歌うシーンは、なんというか、愛に包まれていて、現実じゃないみたいに見えたくらいに素晴らしかった。
こんなパーティーを私もいつかしてみたい。
私のお葬式とか、こんなスタイルいいなぁ😊
もちろん生きてる間にもやりたい。
たくさんの人を傘のように包む大きな木の枝葉は、女性のあたたかさを表しているように思った。

I'm beautiful. と言い切ろう!

私の去年のベストワンだったアベンジャーズエンドゲーム以来、すごく泣いた。

もう一回観たい。
RiekoMatsuda

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