「リンカーン チリコンカーン アフリカーン」
ヒトラー主催の空手大会に、アフリカンカンフーで挑むお話。
からあげにマヨネーズ。カレーにチーズ。うまいもんとうまいもんをかけあわせたらうまいもんできますわ。
アフリカにカンフー、おまけにナチス。どうなるかわかりまっか。
とエセ関西弁も疲れたので一旦辞めにさせてもろて。
B級映画にたまにある関西弁の吹き替えを全編通してやったのは、愛ゆえにでしょうな。私としてはこういうのはピンポイントで入れるのが粋な気もしないでもないですが、ポスター含め、制作・配給の愛が伝わりますので、不思議と嫌な気はしないですヨ。それに天龍源一郎の吹き替えには字幕がついていたのもありがたい配慮&愛。
物語は、師匠の敵討ちのために、その弟子2人が大会に出場することになるのですが、生死をかけた大会に2人で挑んでしまったがゆえの悲劇が襲いかかります。事前に出場者くらい確認しとけよと思わなくもないですが、ジャン・クロード・ヴァンダムの『ブラッド・スポーツ』のようなトーナメント形式は男心をくすぐります。
ただ、それぞれの素材はいいのに、おもったよりも化学反応が起きていないのが正直な感想で、最後は銃撃戦になってしまうのもいただけない。
アフリカンミュージックと、なぞのアフリカン酒、そしてアフリカンな街並み。まだまだ未知なアフリカーン。きっとアフリカンカンフーもホントにあるにちがいない。