実際の悲劇をもとにした寓話
自分はダイアナ妃が活躍した時代の人間ではないが、浅い知識ながらにどんな人だったか、何が起こったのかは知っている。それだけカリスマ性の溢れる人だったのだろう。
クリステン・スチュワートのビジュアル、繊細な演技が素晴らしく際立っていた。観に来ていた他の観客たちも絶賛しているのが聞こえた。オスカー取ってもおかしくなかったと思う。
また、音楽やカメラワークもダイアナ妃の精神状態とリンクしていて没入感を高めていた。個人的にはキューブリック作品のような独特な魅力を感じた。
ネタバレになってしまうためあまり触れることはできないが、本作の終わり方は映画だからできる、映画にしかできない終わらせ方だったと思う。個人的には好きだった。