ケイスケ

クライモリのケイスケのレビュー・感想・評価

クライモリ(2021年製作の映画)
3.5
シリーズは1作目しか観たことないですが大好きな映画です。後半の疾走感が最高ですよね。ちなみにシリーズとは無関係の『バタフライエフェクト・イン・クライモリ』という映画もあるようです。なんだそれは😥笑。

アパラチア山脈の自然歩道でキャンプを楽しもうと、バージニア州の小さな町レンウッドを訪れたジェンたち。モーテルの主人に道から外れるなと忠告されるが、森の奥深くに入って迷子になってしまう。道に戻れずに言い争っていると山上から倒木が転がり落ちてきて、仲間の一人に直撃し彼は命を落とす。周囲がわなだらけであることに気づいた一行の前に、鹿の頭蓋骨をかぶった集団が現れる。

最近って有名なホラー映画のリメイクやリブートが多くて、正直「またか…😶」という思いはあるんですが、観てみるとどれも面白いんですよね。特にルカ・グァダニーノ監督の『サスペリア』はかなり好きですね。なぜか評価が低いですが2013年の『死霊のはらわた』も面白かった。さて本作は2003年の同名作品のリブートです。

「クライモリってこんな話だっけ?🤔」というのが最初の感想。というのも本作は襲ってくる連中が食人族からカルト教団に変わっているのがポイント。まあカルト教団が出てくる映画というのは大抵面白いのでこれはこれであり…だとは思いますがあんまり目新しさは無いかも。目を潰された人々がうろついている洞窟はかなり怖かった。

本作の一番の良い点は主人公のジェンがめちゃくちゃ強くて魅力的ということ。いわゆるホラー映画における“ファイナルガール”ではありますが、絶望的な状況から自力で道を切り開く姿が格好いいこと!逆に男連中はだめだこりゃ。特にジェンの父ちゃんが雇ったガイドたちは、ちょっと強キャラ感出してたくせにクソの役にも立たずに死ぬ始末。えぇ…😥(困惑)

あと何がいいってラストですよね。たぶんジェンがその気になれば新国家の連中を全員倒せそうな気もする笑。森に迷った若者たちが順番に殺されるというのは、過去に他のホラー映画でもやりまくってるしクライモリシリーズのお約束でもあるけど…でもやっぱり一番観たいのはここなんだよ!😅ここが短いのは残念ですがリブートとしてはなかなか面白かった。良作でした!