1964年の正月に公開予定だったが制作中止となった大映株式会社の怪獣映画『大群獣ネズラ』の舞台裏を描いた作品。
起承転結のはっきりしたウェルメイドなものではなく再現ドラマのような平熱で当時の舞台裏を描いた作品ですが、特撮や動物を使った撮影の大変さが伝わってきました。
そしてこの失敗の先にガメラが生まれたのかぁという感慨深い気持ち。
史実のネズミたちは殺処分されてしまいそれはとても残酷で悲しい事でしたが、エンドロールを見てこの作品に登場するネズミたちはちゃんと大切に可愛がられているんだなとなんだか安心しました。