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マ・レイニーのブラックボトムのKotaのレビュー・感想・評価

3.6
“この世界には、ブルースによって埋められたものがある。”

1927年シカゴ。ブルースの母と呼ばれたマ・レイニー(ヴィオラ・デイヴィス)とそのバックバンドのブラックボトム。人気の裏側にあった黒人蔑視を描くために、ある一日のスタジオ収録に焦点を当てた作品。

伝記かと思いきや、スタジオでの会話劇のみで舞台を見ているかのようだった。ヴィオラ・デイヴィスのビジュアルの存在感と、抜群の演技力にただただ痺れる90分間。コカコーラが無いと歌わないは笑った。チャドウィック・ボーズマンの涙に涙して。
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