matchypotter

星の王子ニューヨークへ行く2のmatchypotterのレビュー・感想・評価

3.6
ついに観れた。
本日は家に山積みになってるBlu-rayの山から。
今やBlu-rayの山なんて時代錯誤感が否めないがそこには夢がたくさん詰まってる、それもまた否めない。

あのお騒がせな“星の王子”、再び。やっぱりエディマーフィーを観ると、気分が明るくなるな、それもまた否めない。

彼は前回の王女探しを経て、3人の娘を授かり、ザムンダ王国で平和な毎日を、、、。

しかし、正統な王位継承を男児がいない。
そこにお騒がせな彼の父、大王が、言う。
「お前、かつての“旅”でのNYクイーンズに、“出来損ない”の息子がいる」

これまた大騒ぎの“旅”が始まる。
再び、あの2人組、王子とセミがNYクイーンズに。
あのエディマーフィーだらけの節操ないけたたましい理髪店も健在。

前作の色んなシーンがフラッシュバックし、人物もかなりカムバック。前作の同窓会並みに恐ろしいほどカムバック。これはこれでスゴい。

NYでまた大騒ぎかと思いきや、今回の凱旋はめちゃくちゃあっさり。理髪店のエディマーフィーたちが居場所をあっさり。
あっさりと息子をザムンダに連れ帰る。

中盤はザムンダで“出来損ない”が王位を継承するための試験。“ライオンのヒゲ”、とは。

王の娘たち、特に長女は大王が定めた法律上はなれないのに王女になる気質を学び倒していて、常に準備をしてきた。
しかし、男でないと、という理由だけで“出来損ない”にあっさり王位を奪われる。

それと同時に“出来損ない”も最初はノリノリであるものの、“ライオンのヒゲ”で少し長女と打ち解けたが、この王位継承は国の都合ではないかと言うことで再び、、、。

それで色々気付く王。
かつての自分が求めてわざわざNYくんだりまで行ったあの志を思い出す。

前作でザムンダ王国の伝統やしきたりを乗り越え幸せを掴んだものの、また新たに生まれる障害により気付く現実に向き合い、再びそれを乗り越える物語。

それがベタベタの障害だったり、話がめちゃくちゃわかりやすい。
黒人や女性問題、その見た目もさることながら、それをわざわざ口に出して強調してくるほどに。

もはや、いまさら言わなくてもわかるよ、みたいなテーマを改めてガッツリバリバリそのまま主張して、まさにそれらとガッツリバリバリ向き合うことになってしまったスーパー楽観的おめでた王。

ザムンダ王国とNYと自分に、また1つの答えを導き出す。

今回はとにかく同窓会のお祭り騒ぎを楽しむべきものではある。
が、彼らがみんなでどんちゃん騒ぎで成長する新たなお祭り騒ぎの、もうパリピ過ぎる様もしっかりパワーアップしてて、このご時世でギリギリのラインを突き抜けてて良い。

やるな、Amazonstudio。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
TSUTAYA DISCAS運営の映画コミュニティサイト「Discover us」にて同アカウント名でコラムニストをさせて頂くことになりました。
https://community.discas.net/announcements/ib1wyncr43idknqm
別視点で色々映画について書いていこうと思います!ご興味ある方は是非お待ちしております!
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


F:2186
M:7482
matchypotter

matchypotter