ブレット・トレインのあゆのネタバレレビュー・内容・結末

原作小説のファンです。
原作もとんでも小説なので、映画のストーリーや改変部分については全く文句がなく、映画というコンテンツになおすにあたって様々な趣向が凝らされていると思います。
特にキャスティングと演技が伊坂幸太郎っぽいと思ったのはタンジェリンとレモンのコンビです。原作と違って、全く似ていない兄弟になっているのですが、空気感や会話のテンポがまさに伊坂節でした。
他にもこの映画のおもしろい部分は、アメリカ人の考える「とんでもジャパン」が見られるところです。サイレントヒルみたいな駅、日本刀を持ち出してくるYAKUZA、謎のキャラクターに占領された電車の車両、ありとあらゆるおもしろい日本の描写が私たちの目を楽しませてくれます。お暇な時にぜひ。