伊坂幸太郎ファンとしては、早く見るべきと仕事終わりにレイトショーで鑑賞。
結論から言うと、、、映画館で見なくても良かった…かも。
色々原作に忠実に描いてるし、なんだかんだ新幹線という密室でのストーリーがハラハラはさせるんだけど…肝心の『王子』が若い女の子である時点で、少し冷めてしまった。『王子』らしい狡猾さが弱い！ 王子に手玉に取られてしまう『木村』のキャラも弱い。ハリウッド製作なら、ストーリー設定だけ忠実に再現して、舞台や役者は全てアメリカ、って手もあったのかなぁ、など妄想。どっちつかずになった印象が。邦画として見てみたかった、というのが率直な感想。
いつもは、この手の映画『細かい所は気にせず、楽しめた！』とかレビューしてしまうけど、伊坂幸太郎が好きすぎて、細かい所が気になってしまった…
とは言え、蜜柑と檸檬の2人組は印象に残ったし（邦画で描くなら、檸檬は渋川清彦さん！）伊坂作品傑作の一つ、マリアビートルの映像作品を味わわせてもらったのは良かった。あと、チャニング・テイタム出演には驚いた！
ちなみに、っていうのも変だけど、原作は超面白いです。天道虫のキャラも最高。
