Jaya

魂は屈しないのJayaのネタバレレビュー・内容・結末

魂は屈しない(2019年製作の映画)
2.8

このレビューはネタバレを含みます

男装の医師エンリケが未開の植民地キューバで頑張るお話。冒頭と最後、岸壁での波がすんごかったです。怖そう。

男装に無理があり観てる方には早々に分かってしまいます。中盤には「そんな噂もある」と直接言及されていましたが。冒頭のシーンでミスリードを少し誘うような作りは面白かったです。

男女、同性愛、人種、奴隷、宗教など、ありとあらゆる社会問題がエンリケの身に降りかかるよう。グロではない意味でかなりキツイ描写もあり、子どもが見たらトラウマもの…。

エンリケは確かに屈してはいないんですが、結局何が彼女を支えたのかは伝わらず。裁判が最終盤にくる構成で、彼女がその後も強くあれたのか失意にあったのかはよく伝わらず。男装したからといってなぜ同性愛に発展するのか、よく分かりませんでした…。

確かに魅力的な素材ではあると思うのですが、味が濃すぎて料理し切れていない印象を受けた映画でした。
Jaya

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