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涙そうそうのNNNのレビュー・感想・評価

涙そうそう(2006年製作の映画)
2.8
回想は説明的であるが、人がいなくなることに関しては説明しない不思議バランス。母親死ぬ。父親去る。詐欺師消える。フラグ無しにポンポンいなくなっていく。

長澤まさみが家を出ていくところの「長い間お世話になりました」(80分過ぎ)でEDロール入りしてもおかしくない映画なだけに、その後の展開でだいぶ印象変わりましたね。

死んだのはまあ、"邦画って、だいたいこんな感じよね~" の範疇なんですが、それよりラストの浜辺ですね。おばあちゃんがどこからともなく現れて、若き日の恋の思い出を勝手に語り出すんですけど、ぇ~聞いてないし~、、というか、"そもそも、あなた誰ですか感" が尋常じゃなくて、流石にびっくらこきましたw(喋り方少しヘンだったような。方言??)

長澤まさみの美しさに惚れ惚れしつつ、、。

備忘録↓(本作の評価とは関係ないです)
・のちの是枝裕和『海街diary』(15年)に本作の記憶が感じられたことが意外で。長澤まさみ登場シーンにおける妻夫木聡の "手の振り方"。扇風機の前で "四つん這いになる長澤まさみ"。"海辺に喪服" とくればもう、、。言うまでもなく "血のつながらない家族" だからなんですが。
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