いちお

涙そうそうのいちおのネタバレレビュー・内容・結末

涙そうそう(2006年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

沖縄に住む身寄りのない兄妹。妹を守ろうと必死に働く兄と、血の繋がりがない妹が支え合って生きる物語。


○家族愛?それとも異性愛?
この作品は兄妹間の愛が、家族愛なのか異性愛なのかはっきりしないまま終わる。個人的に思うのは、王道を行くなら異性愛でハッピーエンドにすべきだが、元々の兄妹の仲が良すぎるので、その着地はかなり不快感を伴う。だからこの終わり方はベターかと。

○死なせる必要あった?
切ない青春映画にありがちなのが"パートナーの死"。この作品も例外に漏れず兄が死んでしまう。
死因は、台風の中妹を救いに行って心筋炎を拗らせたから……ん〜少し弱いか。
たしかに妹が大学進学のために家を離れる時、同じ県内なのに今生の別レベルの演出だった。それが伏線だったのかもしれないが、見ていて兄を無理矢理死なせた感が否めないなと。
いちお

いちお