スベン

エンプティ・マンのスベンのレビュー・感想・評価

エンプティ・マン(2020年製作の映画)
3.0
橋の上で拾った空き瓶を吹くと、エンプティマンが現れ、三日後に捕まってしまう。そんな都市伝説に取り憑かれた高校生たち。
失踪者を探す主人公は、エンプティマンという存在以上にその概念に惑わされていく。

主人公が深みにはまっていくにつれ、何を観ているんだろうか…と見事に迷子になる。(深淵を覗くものは…ということ?)
かなり抽象的な概念で、「思考はどこから生まれてどうやって私たちのもとに?」という哲学的なものを、カルト教団を軸に都市伝説に絡めるのはある意味では斬新なのかも。
ただ、精神世界だとか思考概念の話が2時間近くも延々と続くので、それだったらわざわざホラージャンルでもこの都市伝説でなくてもいいのでは…
スベン

スベン