何度も観ているのですが、再び観る機会があったので追記。
常に時間と戦っている新聞社内の緊迫感がまじまじと伝わってくる。描写が個人へのフォーカスではなく、社内全体を写していて、それが社内の緊迫感をイキイキと作り上げているように思う。(これ現場では演者はどのカメラが撮ってるのか知らなかったらしいんでんすよねー、だから個人個人の演技っていうより新聞社全体を全員で演じていたようなイメージなんでしょうね。)編集に関しても、普通の映画であればアウトテイクになるシーン使っている気がするんだよなー、そこが生っぽくてよりリアリティをうんでいるような。主人公以外もキャラクターが濃くてすごく良いんですよ、じつに人間臭い。脇を固める俳優陣の渋い演技のもいいっすねえ。
日航機墜落っていうテーマに関しては追求せず、さらっと一つの事実としてテーマとしているところもいいのかなと。この事故に関しては謎ばかりですのでね。
シリアスな仕上げで大好きな作品です。