この事故をリアタイで見ていた者には
いかに衝撃的なニュースだったか、
今でも覚えている。
墜落、絶望、生存者確認…
新聞の一面に踊る大見出しが記憶に蘇る。
事故報道に追われ数々の決断を迫られた、地元地方新聞の数日間。
普段は中央のニュースは通信社から、地域密着の記事が大半の紙面を埋めるであろう地方新聞。
字幕で視聴できなかったのが惜しまれる矢のような会話のキャッチボール。
口論の横で黙々と仕事をする社員、もう職場の空気そのもの。まるで自分がお茶くみでもしながらそこに立っているようなリアリティ。
上に向かってもあれだけものを言える、記者魂すごいな。
役者陣も上手い人ばかり、おもしろかった。
黒板の「日航全権 悠木」の文字を
悠木が消したあと、赤チョークでなぞるでんでんさんのシーンが好きだなあ。