私は日航機が墜落した日のことをいくらか覚えている。当時、読売テレビは夕方6時台にローカルニュースを放送していた。その番組のいちばん最後で、この123便について触れたのだ。
その内容はよく覚えていない。機体がトラブルに見舞われているとか、あるいは航空路を外れたとか・・・
ただ、さほど気にはしなかった。が、ところがそれから2時間後くらいには、山中で火の手が上がっている映像が映し出されていたのに腰を抜かした。
原作を知らないのだけど、この新聞社は実在しないので、事件の経過を別にすればフィクションもまざっているのだろう。でも、事故以外にも登山話になぞらえている点など私好みの部分も多く、満足度の高い内容だった。
特にジャーナリズムの現場が描かれているところが最大の見もの。自分たちがふだん読んでいる新聞の裏には、記者と編集者の間でこういった戦いがあるのだと思うと、なんだか身がすくむ思いがした。
ただ、あの犬好きセクハラ自己中社長には腹が立った。ワインスタインやジャニー喜多川を思い出させる。ひょっとしたら実在する人物なのかも? 今の世の中だったら、糾弾されてしかるべきだろう。
2023/09/18 NHK-BSプレミアム(08/12録画)
P.S. Wikipediaには、事故の第一報は7時13分。共同通信社からのもので「機体がレーダーから消えた」とある。映画でもそうなっていた。
しかし私の記憶では墜落前に、すでにニュースになっていた。
ただかなり昔のことなので、思い違いもあるかもしれない。正確性は問わないでほしい。