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皮膚を売った男のOSHOのレビュー・感想・評価

皮膚を売った男(2020年製作の映画)
4.2
フィクションだけど、凄まじい人生の物語。

・21世紀の最大の悲劇、シリア内戦が始まる。
・無実の罪?でシリアで逮捕されるもなんとか国外まで逃亡、難民になる。
・シリアに残った恋人は、男が海外に逃亡後、外交官の男と結婚させられている。
・一枚の絵が何千万、何億とする有名な芸術家からキャンバス変わりに背中に絵(入れ墨)を描かせて欲しいと頼まれる。
・大金と海外に行ける権利を得るため男は背中をキャンバスにすることを了承する。
・男は有名になる。
・人権保護団体が難民差別だと大騒ぎする。
・背中の絵を売却するときは人身売買と言われる。

ネタバレにならないよう終盤の展開は書かないけど、
この映画のテーマは、キャンバス代わりになった男が、果たして本当に自由を手にしたのか、幸せな人生なのか…
この一点になると思う。
私自身、この映画の問いかけに答えがわからないけど、
とにかく観て良かった映画でした。

※良い映画だけど、シリア内戦と現代芸術について、ある程度の知識がないと、意味不明な映画になってしまう恐れも…
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