一言で言うと、痛い。
心が痛い。
主人公が家族宅を訪問するまでの描写がたまらなく痛かった。
知りたくないけど知りたい、だけど痛い。
という葛藤でいっぱいだったと思う。
自分の苦しさをおさえて、家族のことを知っていくことで相手を悪役にもできなくなる。
みんな辛い。
辛いのは自分だけではない。
2人の女性が、お互いのベッドで天井を眺めるのは印象的だった。
留守電の音声を聴く彼女、相手の口紅を頬に塗る彼女、すべてリアルで、痛かった。
パキスタンには本当に縁がなく無知だからこの作品を通して少しパキスタンの風景が観れてよかった。