このレビューはネタバレを含みます
シカゴ・セブンを題材にした話。
シカゴ・セブンとは、1968年にシカゴ民主党演説大会でベトナム戦争への若年徴兵に対する過激デモを扇動したとされる筆頭メンバーが7人だったことからマスコミが名付けた名前。
2020年にこの映画を作成した裏には、
①2020年の大統領選
②BLM運動
2種類の思惑がある。
大統領選に向けてこの作品を発表できるのは、アメリカの風土だからこそと思える。
BLMがどう絡んでくるかというと、
このベトナム反戦デモと同日に乗り継ぎでたった4時間だけ滞在していたボビーシールというブラックパンサー党の議長がなぜか同じく起訴されている様子が描かれている。
そのシールが戦う姿がまさに根強い黒人差別をあらわしている。
ボビーシールに対する判事の対応が、、、まず弁護代理人を立てられなかったり、普通の発言さえさせてもらえなかったり、同党の仲間であり、旧友の死を弾劾しただけで、捕まって猿ぐつわつけられたり、、理不尽を絵に描いたような感じ。
しかもこれが全部実話で、wikipediaにも載っている。
最後の結末は映画をぜひ見て頂きたい!面白いから!