TakayukiMonji

ブルースカイのTakayukiMonjiのレビュー・感想・評価

ブルースカイ(1994年製作の映画)
3.5
95年(67回)アカデミー賞主演女優賞をジェシカ・ラングが受賞。

この年はとにかく凄かった。まだNHK BSでアカデミー賞が放送されてて、この時の映像を鮮明に覚えている。
作品賞と主演男優賞は『フォレストガンプ』と『パルプフィクション』と『ショーシャンクの空に』が賞レースを争い、監督賞はそこに『トリコロール』が加わってて。
そんな中、主演女優賞の作品群は少し違っていて、ジョディ・フォスターとウィノナ・ライダーとスーザン・サランドンとミランダ・リチャードソンと、ジェシカ・ラングだった。ジョディはすでに2回も受賞していたから、『ネル』では選ばれなさそうだったしらウィノナとミランダも微妙という中で、スーザン・サランドンとジェシカ・ラングの同世代対決の様相だった。『依頼人』は観てたからそっちを応援してたような気がするけど、この地味目の『ブルースカイ』という映画の主演女優が受賞した。

まあ、そんなこんなで28年越しで渋谷TSUTAYAのVHSをみつけて借りてみることに。

内容は熟年夫婦のメロドラマと家族の物語。たまに、核実験のネタが交差する、盛り込み具合。
なかなか破天荒な妻の物語で、ぷっつん演技っぷりが板についていた。かなり自由に生きる妻と、ぶつかり合いながらもぐっと見守る夫。この破天荒ぶりを包みこむ夫をトミー・リー・ジョーンズが演じる。
この破天荒な妻は好きにはならないけど憎めない、奔放でいて芯のある女性で、この微妙なキャラクターをうまく演じていた。

懐かしいアカデミー賞の映像の記憶をつなげることができた。
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