おみ

パリのどこかで、あなたとのおみのレビュー・感想・評価

パリのどこかで、あなたと(2019年製作の映画)
4.3
セドリック・クラピッシュ監督はいつも「人間」を描いているので大好き。本作もエキストラで街を歩く人にも印象的な人がいて楽しい。
毎回オープニングとエンディングの映像が好みすぎる。(夜の電車が走るとこ私が好きって知ってたの?!って思いました)
監督は「人間って色んなやつがいて、色んなことがあるけど、結局地球は丸いんだよね」みたいなことをいつも言っている気がする。


このタイプの作品は映画として初めてではない、なかなか2人は出会わずニアミスの連発、だから普通のラブコメではない。が、主演2人は監督の前作「おかえり、ブルゴーニュへ」で姉弟だったので、すぐに2人がイチャイチャすると違和感があったかもしれないなぁと思うとうまくできてるなぁーと。
2人が通うエスニック食材店の店主がナイスキャラ!私もあの店通いたい!コシヒカリまで出てくるんだから!というか近所の店の人と仲良くなるとかこの作品は、ほんとにそこで生活するリアルなパリ市民の日常を描いている、だからこそ名所はほとんど登場せずエッフェル塔もたぶん2回くらい遠くに。はるか彼方にサクレクール寺院のシルエットが見える程度。
だから邦題はどうかと、、、原題の意を調べたら「2人の私」なるほど。
エンドロールであの後の2人の事を考えても、2人には沢山の嬉しい驚きしかないんだなぁ、、と思うと幸せな余韻になる映画でした。

ちなみに私は出会うべき人とはニアミスしてる事が多くて、その点はうんうん、と頷きながら見てしまいました。

お風呂のシーン大好き
猫も可愛かった
やっぱり監督大好き!
あーグザヴィエ3部作を見返したくなったー
おみ

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