ホビット三部作の完結編は、中つ国史上最大の大戦争を描き出します。
五つの軍隊のバトルですので、非常に複雑な大合戦です。
そこに至るまでのボタンの掛け違いが起きていきます。
この過程がファンタジー映画を超えて戦争の無意味さと無情さ、悲劇が描かれます。
『ロード・オブ・ザ・リング』も公開当時イラク戦争と比較された侵略の悲劇が描かれましたが、本作は領土と侵略、権力への欲望が掘り下げられます。
現在放送中の『力の指輪』でメインキャラのガラドリエルがスーパーパワーも発揮します。
あのドラマでどのように成長して、こう繋がるかも期待できます。
また『ロード・オブ・ザ・リング』から観ていると、あの時こうしていれば、というシーンが多いです。
選択や行動を間違えた。
その結果起こることを考えると本作も悲劇のひとつですね。
