実話ベース戦争映画 From ラトビア
心優しい少年が母と犬を殺され、父や兄と戦地に出て成長していく物語。
冒頭から大迫力の戦闘シーン!
その後もダサ邦題通りスナイパーが多めに取り上げられているのも良かった!
少年の変化や、戦争によって狂わされたラトビアの立場も描かれ、109分なのにどっと疲れる作品でした。
1915年。
ドイツがロシアに進撃、ラトビアにも近付く。
母と犬を殺された16歳の少年アルトゥルスは、元上級曹長で優秀なスナイパーの父親や兄と共に軍へと入隊することに。
ライフル部隊として前線に出るが、ラトビアの中で分裂が起きて……
狙って撃つ
かがんで弾丸を込める
人を撃つなんて出来なかった心優しい少年が、成長し、自分で考え行動出来るようになり、最後は後輩まで指導する。
109分にここまでの成長を自然に入れ込んだのは見事☆
表情も変化していくし、役者も上手いです!
WWⅠでラトビアの人口は半減。
さらにWWⅡではソ連に占領され、原作者も処刑、今作は禁書に指定されたとのこと。
ロシアとドイツのとばっちりを受けたようなモノですよね。
ラトビアについては「ヘタリア」でしか知らなかったので、WWⅠ辺りの歴史を学べて良かったです。
作品としてもきっちり作り込まれていて、戦闘シーンも人間ドラマも配分が上手い良作でした!