鑑賞後感想を書くのを長らく放置していた自分の所為なのですが、あまり残らない作品だったなと…。それぞれが問題を抱えていて、そんな破れかぶれの人たちが成り行きで同乗するロードムービーは少し既視感があったし、終盤の展開にはなんとなく『パラサイト』がチラついてしまった。優しさに溢れた作品だったけど、新鮮味には欠ける印象を抱いてしまった。
自分なりの新たな発見としては、完全に歌手のイメージだったIUちゃんが演技していてびっくりしたのと、韓国では清廉潔白で真っ当そうな大人たちまでも、ダークな部分に触れてしまう必要があるほど、不妊治療が切羽詰まっているというか、法や福祉が整備されていないのかな、とびっくりした点でした。
後日見た『ミッドナイト・ランナー』でも背景に不妊治療の需要があったし、隣国韓国の事情が気になるな、と思ったところでした。
