YYamada

パスワード:家のYYamadaのレビュー・感想・評価

パスワード:家(2018年製作の映画)
3.4
【スリラー映画のススメ】
◆作品名:
パスワード:家 (2018)
◆映倫区分 / 日本 G(制限なし)
◆スリラーの要素
拡張現実を投射するスマホアプリの
 真贋は!?
◆本作のポジショニング
 サスペンス ■□□□□ ホラー

〈本作の粗筋〉 Amazon Primeより抜粋
・大学時代の情報処理グループのメンバーが、それぞれの恋人たちを交えて夕食会を催すために久々に集まった。
・夕食中にメンバーの一人が、今インターネットで最も秘密だとされるファイルを開くことに成功したと告白。 そして、その中にあった拡張現実のアプリを披露する…。

〈見処〉
① このまま進めますか?——
・『パスワード:家 (原題「h0us3」)は、2019年にスペインにて製作されたスリラー映画。監督/脚本は、スペイン人映画製作者のマノロ・ムンギア。
・本作は、現代のITテクノロジーの進展に警告を鳴らす、ワンシチュエーション作品である。

②時代はここまで来ている!!
・本作では、現在のITテクノロジーについて語られているが、そのまえに…
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スペイン映画の中でも、スリラー映画の代表的な作品をいくつか挙げてみます。

「呪怨(エクステ)」(El Orfanato, 2007年) 幼い頃に過ごした孤児院を購入して、家族で暮らし始めた女性が、次々と起こる奇怪な現象に悩まされるストーリーです。演出が巧みで、観客を緊張感に包み込む手法が多用されています。

「闇の告発」(La Isla Mínima, 2014年) 1970年代、アンダルシア地方にある田舎町で起こる連続殺人事件を追う2人の刑事の物語です。美しい風景と、緊張感あふれるストーリー展開が印象的です。

「時間の砂」(Los Ojos de Julia, 2010年) 盲目の女性が、妹の死の真相を追う過程で巻き起こる恐怖を描いた作品です。サスペンスフルで心理的な描写が充実しており、ラストシーンまで予想外の展開が続きます。

「追憶の森」(El Cuerpo, 2012年) 死体検視官と刑事が、夜間に発生した死体盗難事件を追う物語です。緊張感あるストーリー展開と、スリラー映画らしい衝撃的なシーンが多数含まれています。

これらの作品は、スペイン映画の中でも高い評価を得ているスリラー映画の代表的な作品です。
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・実は、上記②のレビューは「スペインの代表的なスリラー映画」のお題に対して「Chat GPT」が自動生成した映画レビュー。少なくとも私の長文レビューよりも要旨簡潔な内容となっており、大変驚きました。
・皆さんは「現代のテクノロジー」について、どう感じましたか?

③結び…本作の見処は?
「30秒先の未来が見える」スマホアプリは存在するか?
◎: 『12人の怒れる男』のように、ほぼ「会話」だけで物語が進行する群像劇。難しいIT用語が頻発されるが、ストーリーラインを迷うことなく鑑賞出来る良質なスリラー映画。低すぎるフィルマークスの平均スコアに依らず、知的好奇心を満たしてくれる。
▲: 冒頭40分は多数の登場人物を追いながら、主題に関係しない会話が中心で、途中離脱リスクのある作品演出は否めない。

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・親愛なるフォロワー、あやさんにご紹介いただき「スリラー何を観よう会」に初参加させていだきました。
・「未来予知アプリは存在するか?」のお題に対して、ミステリー大家の偉大なフォロワー、幽斎さんのレビューページのコメント欄に自分なりの立証アプローチをしてみました。
・知的好奇心を満たしてくれる機会を戴き、フォロワーのみなさま、感謝いたします!!
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