daiyuuki

メビウスの悪女 赤い部屋のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

メビウスの悪女 赤い部屋(2020年製作の映画)
3.6
片親の貧しい家庭で育ち、事あるごとに明るく気立ての良い双子の姉・彩(清水楓)と比較されてきた楓(清水楓、2役)。
容姿は母親でも見分けがつかないほどだが、彩は医者の勇気と巡り会い、晴れて婚約する。
幸せに満ちたふたりを前に、楓のコンプレックスはますますエスカレートしていく。
そんななか楓は密かに勇気への恋心を募らせ、やがて彩から勇気を奪うための完璧な計画を実行。
彩として振舞いながら、勇気との新婚生活を始めるのだが・・・。
文豪・江戸川乱歩による傑作短編「双生児」を、主人公を女性に置き換え、現代を舞台に大胆にアレンジ。

「双生児」の映画化は、塚本晋也監督版という名作があるから、現代を舞台に作り直す必要ないだろうと思いましたが、今回はエロに力を入れたバージョンなので、試してみました。
双子の姉妹が入れ替わるので、多少は難易度が低いし、その分だけ姉妹の対抗意識と勇気の男の欲望や弱さのドロドロが強調されているので、まあまあ良いラブサスペンス映画。
daiyuuki

daiyuuki