オオカミの家や骨などで知られるホアキンコシーニャが監督をしたストップモーションホラーアニメ。
デヴィッドリンチの初期作、黒坂圭太の緑子、ねこぢるの漫画などを彷彿とさせるようなイカれたストップモーションでした。アリアスターはレオン&コシーニャのことをシュヴァンクマイエルとクエイ兄弟の後継者と言ったそうですが、個人的には上述した人たちのような支離滅裂で、一周回って笑うしかない作風に近く、良い意味でまとまりがなかったです。今作の肝心のアニメーションがサンドアートだったのか油絵だったのか、あるいは他の技法を使ったのかは分かりませんが、陰鬱なトーンが素晴らしかったです。オオカミの家も劇場で鑑賞したくなりました。