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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバースのmitakosamaのレビュー・感想・評価

4.2
いやぁ面白い!って続くんかーい!1作目も良かったが輪をかけて面白くなった。

マイルスモラレス・グェインステイシー共に違うユニバースで少し成長。

グェインのアースでのピーターパーカーは、なんとスパイダーマンでなくヴィランであるリザード。やむを得ず殺してしまう。
ヴァルチャーとの戦いの結果、ミゲルオハラ率いるスパイダーソサエティに加入。あらゆるユニバースから集まったスパイディの組織が明らかに。
(ヴァルチャーがホームカミングに出ていたキャラと、また全然違くて楽しい)

マイルスは両親とすれ違いが続く日々。前作で科学者だった男がスポットなるヴィランに変化。最初は小悪党だと思われたが、あらゆるユニバースを行き来が出来る超ヤバに進化。

マイルスは、会いにきたグェインを追って呼ばれてもいないのにスパイダーソサエティに。

ユニバースにバランスのために、父を見殺しにするか、世界を救うかのトロッコ問題を迫られる。
どちらかを守りどちらかを見殺しにするというトロッコ問題は、同時公開のフラッシュでも取り上げられたテーマだ。
トロッコ問題は実にマルチバース設定の物語と相性が良いな。

そしてスパイダーマンの物語においては、大切な人を救えなかったという葛藤は必ず付き纏うテーマだ。コレこそがスパイダーマンの本質と言って良い。
正伝スパイダーマンのピーターパーカーはベン叔父さんやグェインの死に悩み苦しみ乗り越えることで真のヒーローになる。

この映画がもっとも“わかってる”点がこの
「守れなかった命」をテーマにしたことだ。

スパイダーソサエティでの、スパイダーマン同士のバトルは本当に楽しくて盛り上がる。月軌道エレベーターがある世界観で、そこでのバトルってのも豪華だ。発想がホント凄い。

マイルスが戻った先がまた色々あって、複雑に話が噛み合い、良いところで続くぅ!
早う!続き早う!
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