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人数の町のkuuのレビュー・感想・評価

人数の町(2020年製作の映画)
2.0
『人数の町』
映倫区分 G.
製作年 2020年。上映時間 111分。

中村倫也の主演で、衣食住が保証され快楽をむさぼることができる謎の町を舞台に描くディストピアミステリー。
映画配給会社キノフィルムズを擁する木下グループが、映画業界の新たな才能発掘を目的に2017年に開催した第1回木下グループ新人監督賞の準グランプリ受賞作品を映画化したんだそうやが、
ナンやねんこれは。
蒼山役を中村が演じるほか、石橋静河(父は俳優の石橋凌、母は女優の原田美枝子、姉は、先日ハマって観てた『妻、小学生になる』の主題歌唄てたシンガーゾングライターの石橋優河)。
本作が映画初出演となる立花恵理、山中聡らが顔をそろえる。
監督・脚本は、松本人志出演による『タウンワーク』のCMとかMVなどを多数手がけ、本作が初長編監督作品となる荒木伸二。
映画なんか手を出さずCM撮っとけよ!

借金で首が回らなくなり、借金取りから暴行を受けていた蒼山は、黄色いツナギを着たヒゲ面の男に助けられる。
蒼山のことを『デュード』と呼ぶその男は、蒼山に居場所を用意してやるという。
蒼山が男に誘われ、たどり着いたのは、出入りは自由だがけっして離れることができない、ある奇妙な町やった。

物語のプロットは決して悪くない。
悪くなんんですだお代官さま🙇‍♂️
宗教団体を匂わせ、政治的、哲学的な描きかたを出来なくはない今作品。
年貢をあげないでくださいまし、お奉行さま🙇‍♂️
しかし、脚本が頂けない。
どこが盛り上がりなんか良く分からないまま終わった。
音楽に例えたら、アイデアとコード進行はプロの作曲家に頂いて、それをアマチュアがメロディラインを作ったのは良いが、サビのわすれた曲って感じかな。
後、リズムがイマイチで不思議とグルーヴ感は感じられた。
サビがツゥーんと来るぞって期待を抱かせたまま、不完全燃焼で撃沈。
小生も欲求不満になり、心は沈澱。
一揆起こすかも🎵レベル。
素人臭さがプンプンする俳優たちばかりで、沈没寸前。
沈博絶麗ってほどでもないが美形のViViモデル立花恵理の演技にはズッコケた。
破釜沈船で前足ついて踏ん張って最後まで鑑賞。
沈黙寡言の役者中村倫也を無駄使いやわ。
意気消沈。。。
今夜の気分は暗黒沈静で膝を抱えるとするかな。
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