MyFFFの作品。アンスティテュフランセにて鑑賞。
夜間の訪問医師をしているミカエルは、子供2人と奥さんに恵まれているにもかかわらず、愛人との関係を切れなかったり、薬物中毒者にこっそり薬を処方したりと、人はいいが自堕落な生活を送っている。
そんな中いとこに薬の処方を迫られ…となかなかダークなテーマの作品だった。流されながら生きる主人公が情けなくも、リアルで良い。
華やかなパリから想像もつかないような、闇の部分を感じた。
一度良くない方向に向かってしまうとなかなか元通りにはなれないということ。一筋の光が差すラストは良かった。
