【こんな終活って素晴らしすぎる！？】
3ヵ月前まで赤の他人だったふたりの初老患者が、のちに永遠の友となるステキな作品です(^^)思いがけない入院がきっかけでひとつの病室で共棲するところから始まります。ひとりは一代で10億ドルもの資産を築いた富豪ではあるが見舞いに来る家族も友人もいない孤独な男、もうひとりは若くして結婚し、自分の夢よりも家族を養うことを選び、３人の子供と孫に恵まれたが、子供が巣立ったことで喪失感に直面している男。そんな価値観も死生観もまったく異なるふたりが余命を宣告されたことで死ぬまでにしたいことのリストを作成し、一緒に実行していく。その過程においてそれぞれの心にぽっかり空いた穴が次第に埋まっていく様はとても見ていて微笑ましい。こんな終活ができるってきっと素晴らしいことなんだと思います。
