さすらいの旅人

奈落のマイホームのさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

奈落のマイホーム(2020年製作の映画)
3.7
★床でビー玉が転がると悲劇の始まりです
【BS/WOWOWシネマ/放送録画視聴/ビスタサイズ】

ディザスターパニック映画だがコメディタッチなので安心して観られる。
高層ビルのパニック映画は多いが、陥没したシンクホールの中のマンションからの脱出はアイデアの勝利だ。韓国のマンション事情も織り込みながら、しっかり家族愛を入れているので誰が観ても楽しめる。

シンクホール内はスマホの電波は届かないし、ドローンのGPSも使えない。一難去ってまた一難の展開はコメディながら手に汗握るシーンが続く。大雨による水との戦いもこの映画の見所だ。理由は言えないがビートルズのイエロー・サブマリンが被害者の話題になったのにはニンマリした。

ご都合主義は仕方ないとしても最後まで飽きさせずに見せる手腕は評価できる。韓国で興行収入第2位の大ヒットしたのもうなずける。