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トランスフォーマー/ビースト覚醒のnoborushのネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

トランスフォーマー/ビースト覚醒 2023年作品
原題 Transformers: Rise of the beasts
6.5/10
スティーブン・ケープル・ジュニア監督
アンソニー・ラモス ドミニク・フィッシュバック
ルナ・ローレン・ベレス ディーン・スコット・ベラクエス
トーブ・ヌウィエ
ピーター・ディンクレイジ ミシェル・ヨー
マイケル・ケリー ロン・パールマン
1994年を舞台にしたトランスフォーマーのリブート作品。
マイケル・ベイの手を離れて、「クリード 炎の宿敵」のスティーブン・ケープル・ジュニアが
監督し、人間の主人公にノア(アンソニー・ラモス)とエレーナ(ドミニク・フィッシュバック)
と黒人やマイノリティ色を強く打ち出している。
またヒロイン役エレーナのフィッシュバックはルッキズム対策のようなビジュアルで、
ミーガン・フォックスが出てきた頃からポリコレの波がこんなアホ映画も
取り込んでしまったのかと唖然とするが、そもそもトランスフォーマーが
出ていることに価値があるのであまり考えないでおく。
エレーナは博物学者で博物館の品の真贋を的確に当てるのだが、明らかにおかしい
トランスフォーマーの鍵を偽物と断じずに調査するのが理屈に合わないと思った。
これも考えない方がいい。
今回の敵は「ユニクロン」という惑星そのものみたいなロボットで景気が良い。
その手下のスカージの声をピーター・ディンクレッジがあてているのが嬉しい。
トランスフォームする新しい仲間にOprimas Primal(ロン・パールマン)らという機械で無くて動物に変形するロボットが新鮮。
ゴリラロボットをロン・パールマンが声をあてているのが素晴らしい。
いつもならバンブルビーと人間との友情が描かれるが、本作はバンブルビーは
しばらく退場していて見せ場はラスト近く。
ミラージュという黒人風のしゃべり方をするポルシェが人間との友情を育む。
ラストでミラージュはラモスを助けてスクラップになり、瓦礫からラモスの
パワードスーツが生まれるという馬鹿な展開。
どんどんバカが進んでいくトランスフォーマー映画は進歩しているといえる。
ラストにエージェント・バーク(マイケル・ケリー(ハウス・オブ・カードで
ケビン・スペイシーの参謀をしていた))にリクルートされ、ノアはG.I.ジョーに入る。
つまりパワードスーツはG.I.ジョーの繋ぎだったわけで、ハズブロー社の看板おもちゃ
G.I.ジョーとトランスフォーマーが融合して、これからハズブローユニバースが
期待される。
G.I.ジョーの映画は今までぱっとしないので、相乗効果があると良いのだが。
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