アル・カポネの伝記映画ってことで、血なまぐさい匂いがプンプンしますが実際に観てみると驚異の老害介護ムービーでした。
この映画は彼の晩年のみにスポットを当てておりまして、梅毒にやられたカポネさんはすっかりボケ老人になっております。幻覚はもとよりお漏らしの常習犯で威厳もクソもありません。ま、そんなもんなんで何か食いながら鑑賞する事はおススメしませんな。
そんなヨボヨボのカポネを演じているのは何とトム・ハーディ。かなりの熱演で頑張ってはいるんですが、映画自体が何がしたいねん?ってつっこみたくなるくらい支離滅裂だったんでかわいそーですな。作品自体がボケて徘徊しているようでした。
そんな訳で普通のギャング映画やゴッドファーザー的なドラマを観たいなら時間の無駄になるんで止めた方がよさそうです。