さすらいの旅人

スピリットウォーカーのさすらいの旅人のレビュー・感想・評価

スピリットウォーカー(2020年製作の映画)
3.6
★私は誰、あなたは誰、ここは何処…
【VOD/Amazon Praime/配信視聴/シネスコサイズ】

韓国NO.1ヒットとハリウッドリメイク決定につられて鑑賞。
韓国のクライムアクションとSFを合体した映画と言える。ただ、SF感は少なくて意味不明のスピード展開に圧倒される。すべての記憶を失い、12時間ごとに違う人間の体で目覚めると言うアイデアはいい。過去の韓国作品でハン・ヒョジュ主演の眠りから目覚めると他人になる「ビューティー・インサイド」に似ている。

恐らく観客は主人公と同じく意味不明な世界に入り、何が真実なのかを追い求めるだろう。冒頭のフラッシュバックの意味や人間の入れ替わりの理由等徐々に解明されいくがぼんやりと分かる程度だ。映画からのスッキリ感はなく、突っ込みどころ満載のまま激しいアクションが続き、イライラ感が募るのも事実だ。欲を言えばもっとSF感を出して欲しかった。人間の入れ替えがなければただのクライムアクション映画だからだ。

ハリウッドリメイクではアクション控えめでSF感タップリの映画を期待する。