140字プロレス鶴見辰吾ジラ

目指せ! スーパースターの140字プロレス鶴見辰吾ジラのレビュー・感想・評価

目指せ! スーパースター(2020年製作の映画)
3.0
【カオスが通る】

NetflixとWWEがタッグを組んだ、不思議なマスクが少年にスーパーパワーを与えるファンタジーよりのヒューマンドラマ。(コメディテイスト)

WWEが行うプロレスのディテールに関しては“子ども向け“よりの表現なので、リアリティは二の次、三の次なわけだが、不思議なプロレスマスクがひ弱な少年に力を与えるのは、ミニマルな「スパイダーマン」。きちんとごく小さな事件で「大いなる力には大いなる責任が伴う」もノルマ達成している。

実在のWWEスターも登場していて、ファンなら押さえておくべきだが、そうでなければ「ファイティング・ファミリー」のクオリティが高すぎるのでそちらをオススメする。
※「ファイティング・ファミリー」は、エンターテイメントプロレスのカーテンの裏と、大衆ウケするために毒となる下品な観客を受け入れることも含まれているため。

クライマックスは、ファミリードラマも含まれ、さらにリープオブフェイスの精神がプロレスの覚悟性とも呼応するのでエモく楽しめる。