万引き事件が発端で起きた痛ましい事故による当事者の苦悩と葛藤を描く。
事故による苦悩を見事に演じきったスーパーの店長役の松坂桃李、事故の真相を究明しようとする被害者の父添田を演じる古田新太の演技派俳優の熱演は素晴らしかった😌
事の発端は、添田の娘が万引きした事が引き金となり痛ましい事故へと繋がってしまった… だが、万引きに至るまでに娘に何かあったのではないか？等、考える必要性もあると思う🤔
今作では何より一部分だけを切り取ったマスコミの偏向報道による当事者の精神的苦痛は計り知れず真実の追及でなく映像を編集し印象操作をするテレビ局に怒りを覚えた。
こういった痛ましい事故は当事者だけでなく周囲にも波紋の様に広がり悪影響を与え苦悩する姿も描かれているし、加害者を追い詰めた挙げ句に命まで失わせる痛ましい結果にもなる。
松坂桃李にしても、どうしたら良いか分からない…と、ただただ土下座を続ける姿は痛ましく一生重荷を背負って行くのだろうなと容易に想像出来る。
結末も誰もがスッキリせずモヤモヤした終わり方であるし後味の悪さだけが残り誰も救われない重い作品だった。
