【簡単なあらすじ】
大怪獣が突然現れて、突然死んだ!
残された大怪獣の死体をどうしたらいいのやら。歴史的大事件のその後を描く、賛否両論呼んだ政治ドタバタコメディ!
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人呼んで『令和のデビルマン』
私も劇場公開前はウキウキで見たい!リストに入れていたのですが、公開直後のこうした評を見て自然と足が遠のいていた記憶があります。同時にサブスクに来たら絶対見てやるというような決意を固めてもいましたが。
そんなこんなでとうとうアマプラにあの『デビルマン』クラスがやってきた!
── なんて意気込んでみたものの。
やはりデビルマンが物差しとして使いやすいのでしょうね。『タランティーノも絶賛!』とか『全米が泣いた!』とかそのあたりの呼びこみに近いと言いますか。率直に言って、普通に見られる映画でした。
ギャグがしょーもないのは確かですけれども、ところどころの画面構成は邦画の中では結構上位なのでは、なんてむしろ感心するところもあり。くだらない政争を描いた映画としては、かえって真に迫っていたりするんじゃないか?とも。
某国が掌くるくるで "死体返還" を求めてくるところなんて、お偉方も大変だなあとくすくす笑っておりました。
……劇場で2000円払ってこれを鑑賞させられたなら、その時はやっぱり私も令和のデビルマンなんて呼んでいたかもしれませんが。