このレビューはネタバレを含みます
チェコ・スロバキア時代のブラチスラヴァにある神学校が共産主義政府の圧力を受けているお話。秘密警察イヴァンが食ってた巨大イカ飯みたいなの何だろう?
新しい神学生ユライとミハルを中心に、かなり淡々と描かれることの成り行き。やり過ぎなくらい前後関係が省かれてました。冒頭を倒叙的にする意味あったのだろうか?パーチェム・イン・テリスとは回勅じゃなく実在した組織名らしい。
筋は単純なので、何が起こっているかは追うことができました。結局は淡々と弾圧されるという顛末。歴史の記憶を残すのが目的のように感じました。
狭いアスペクト比に合った画作りで、時折ハッとするような美しさもありましたが、かなり凡庸なカットもあったり。もう少し俳優の色が出て欲しかったです。
映像はともかく、話の方が余りにも抑揚に欠け、退屈さがかなり勝ってしまった映画でした。