あ田

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のあ田のレビュー・感想・評価

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公開時から気になってたけど観れてなかった作品 レンタル100円セールやってたからようやく観た
良い作品だったけどさ、それをパレスチナで言えよ!!!!!!!!ってどうしても思う

中盤から己の罪に向き合いはじめる主人公と目を逸らし続ける大尉の対比が良かった
序盤は「お互いに罪はあるけど運で明暗が分かれた」系のよくある話かなーと思ったが(これはこれで別に独自性はないけど)

最初の小さな罪から目を逸らし続けてきたせいでその後ずっと自分の愚かさが目に入らなくなってしまったコッホがま〜、あわれ でもこういう人よくいるし自分も他山の石としたい
イタリア人兄弟がわかりやすく対比になってる
主人公にとっての東はスイス、兵士達にとっての東はポーランド、コッホにとっての東はテヘラン
主人公が仕事しながらパン食べてるのを見ながらコッホは酒飲むし、綺麗に盛り付けられたディナーを平気で食べ残す

それをパレスチナで言えよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

あと「敵もしょーもない奴らだな」枠に1割もいなさそうな女兵士が割り当てられてたのなんかムカつく
なんだかんだ作品自体は好きだけどそれは作品作りに「悲惨すぎないように」が意識されてるからかなーとも思う

ヨーロッパ人にとっての「他言語を学ぶ」が「他国の単語を学ぶ」なのは今でもわりと同じなので誤魔化すことはそんなに難しくなかったのはわかるものの、それを覚えてるのがすごい

wikiパッと読んだ感じだとこの物語スタート前の1941年にイランではイギリス・ソ連からの侵攻があり、1943年には連合国軍に加盟したっぽい
あ田

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