ツタヤ

GiNGA ジンガのツタヤのレビュー・感想・評価

GiNGA ジンガ(2005年製作の映画)
2.8
境遇の異なる10人のブラジリアンフットボーラーのワザと日常を追ったサッカー・ドキュメンタリー。

まず最初に登場するのが”ロマーニョ”という名前の少年。このロマーリオとロナウジーニョを足して2で割ったような名前それだけで既にサッカーが上手そうです。実際にプレーを見てもやはり上手い。足に吸い付くようなドリブル、流れるようなフェイント。こんな子が20回以上も入団テストに落ちているだなんて……ブラジルサッカーの層の厚さを改めて痛感します。まぁ小柄という身体的ハンデも大きいんでしょうけどね。

2人目以降もサッカーに情熱を注ぐ人々が次々と登場。皆さん、サッカーに対してとても熱い気持ちを持っていて情熱大陸に出てきそうな方々ばかり。ただこれが10人分続くのでさすがに中盤あたりからは飽きてくるんですよね。(情熱大陸の30分という時間が絶妙な長さだったことが分かる。笑)女子選手や障害者選手などで目先を変えようとしているのですが、逆にそれがサッカーの最高峰のプレーからは離れてしまう。サッカーが相当好きな人以外はこの映画お薦めしません。

この映画で唯一登場する有名人プレーヤーはロビーニョ。ブラジル人はロビーニョが好きですよね。テクニックのある選手への思い入れを感じます。逆にバプティスタみたいなデカくて強い選手はあまり評価しないお国柄。
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