その男、太っても最強
熱血刑事のフクロンは、自分の結婚記念撮影の撮影日に銀行強盗に巻き込まれてしまう
しかし、犯人を追い甚大な被害を生む大騒動を起こしさらには記念撮影にも間に合わなかった
そのことで喧嘩になり婚約者にも逃げられてしまう
そのショックから見る影もなく太った彼の元に、日本へ容疑者を連行する任務が舞い込む
ところが恐ろしい陰謀に巻き込まれることに…
ドニー・イェン主演のアクションコメディ
監督を手掛けるのが谷垣健治というのが熱い！
谷垣さんはドニー・イェンのもとで映画を学んだので、ドニーの弟子に当たるわけですよ
その谷垣さんにドニーが監督を託してるというタッグというのがもう最高ですね
本作は序盤からコメディ描写が多くわかりやすくコミカルな作りになってます
くすりとしちゃう様なシーンも多いと思いますよ
カツラの竹中直人とかいますしね笑
そこにドニーの素早い格闘や軽やかな身のこなしが合わさるわけです！
やっぱりドニーのアクションはカッコいい！！
アクション設計にもコミカルさが取り入れられていて楽しいです
しかしめちゃくちゃ気になることが……
これ途中で太ることを全く活かしてないよね
ドニー・イェンが太るということ自体が面白いという構想なので、太ったことが作中ほとんど意味をなしてないんです
せっかくのコメディなんだから、頭の中では全盛期の動きだけど太ったから身体がついてこない、身体が重くてすぐバテちゃう、お腹が引っかかるとかやれば良いのに
見た目がちょっと変わっただけのいつものドニー・イェンじゃん
もったいないなーって思いますね
見た目は少し面白く、動きは純粋なドニー・イェンな作品でした
